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◎1本だけで永遠のヒロインとなった女優たち<キャシーとジェーン>

キャシー・ダウンズ荒野の決闘」(’46)=いとしのクレメンタインの、クレメンタイン役を演じた女優さん、名前知っています?たぶん、すぐには出てこないことでしょう。さらに他の出演作品は?と聞かれれば、ますますわからない。
あの楚々とした(こんな表現が似合う女性も少なくなりました)風情の、寡黙で気品の香り立つクレメンタイン、ヘンリー・フォンダのワイアット・アープが告白ともとれる「私はクレメンタインという名前が好きです」――そう言わしめた女性、もともと「荒野の決闘」は邦題、原タイトルは「いとしのクレメンタイン」なのです。

キャシー・ダウンズ2この作品で、クレメンタインは永遠です。
そう、クレメンタインを演じたキャシー・ダウンズも、永遠なのです。
西部劇の古典であるとともに、ヴァンプとしてのリンダ・ダーネルとの対比においても、究極の男が希求する女性の原像として見事な女性像といえます。
西部を舞台とした抒情詩とも言えるこの作品とともにキャシー・ダウンズは忘れられぬヒロインとなったのです。
(Cathy Downs 生年は’24年、以後B級作品の出演歴はいささかあれど生没不明)
キャシー・ダウンズ3
たった1本の作品が、他のいっさいの女優活動を埋没させて永遠、そんな女優は意外に居るものです。
「風と共に去りぬ」のスカーレットでもあったヴィヴィアン・リーや、「ローマの休日」の王女でもあったオードリー・ヘプバーンは、これとは違います。他にも観るべきいくつもの作品があります。

ここで取り上げたいのはその作品の光芒のごとく、そのきらめきとともに消え去ったかに見える、その役柄とともに永遠となった女優さんたちです。しかし役柄は鮮明でもその女優さんの名前は明確でないことも多い、その名前をクロース・アップしておきましょう、というわけです。

ある日どこかでふたりめは、ジェーン・シーモア。知る人ぞ知るラブ・ストーリーの名品「ある日どこかで」(’80)の、輝くばかりに美しいヒロインですね。彼女の場合はキャシー・ダウンズにくらべればその後もTVMの名花として活躍もしていたようですが、アメリカでのお話、日本ではほぼこの作品をもってその名を刻印していると言って差し支えないでしょう。

映画そのものが映画ファンが映画女優に恋する、その飛翔する想いをとらえた、と裏目読みもできる内容です。
その対象として、これ以上はないほどの存在のきらめきでこれまた忘れがたい印象を留めます。
女優冥利といってもいい役どころですが、存分にそのキャスティングにこたえた存在感です。

ある日どこかで3映画そのものが奇跡のように存在しています。
舞台となったロケ地の島にあるホテルの庭に今ではこの作品の記念の石碑があるようです。公開当初は、批評家に散々な酷評でスタートしながら、徐々にその価値をファンが全世界的に押し上げてゆき、そのホテルでの映画をめぐるイベントが開かれたのも一再ではない、ようです。

理詰めではいくらでも酷評もできるでしょう。
しかし映画が夢の素材である限り、この作品とジェーンはやはり永遠なのです。
ご本人も映画では一番思い出深い作品、とスタッフ・キャストの熱意が低予算をものともせず、ジェーンと親しかったジョン・バリーまで捲きこんだ一種僥倖の奇跡もあります。ラフマニノフのラプソディが、いつまでもこだまするのは筆者だけではないでしょう。
(Jane Seymour 1951/02/15〜 英)

ジェーン・グリア23人めは、これも知る人ぞ知る名前です。映画にはすぐれて凄まじい悪女映画というものがありますが、そのアンソロジーでも組めば加えたい作品「過去を逃れて」(’47)のジェーン・グリアです。
リメイクも幾度かされているようですが、似て非なるもの、このジェーンのオリジナルがやはり一番というわけです。

一見は、誰もがはまりそうな美人、しかしはまればはまるほどの蟻地獄、蜘蛛の糸、はまってみて初めて気づく悪女を演じて、この名を知るわけです。
演技力で悪女というより、その仕掛けぶりが悪女と、これもあとで気づかされるわけですから、そのなに食わぬ美人ぶりがますます冴えわたる、という仕掛け。ロバート・ミッチャムみたいに眠そうだと余計いつのまにか、その術中ということになります。

彼女もまた見るべき多くの作品があるわけではありません。しかし、こうして突如のように作品に恵まれ、役柄に寄与して、映画史の一翼を担う作品に遭遇すること自体が、映画女優のミステリアスとも言えます。それにこうしてキャシーとふたりのジェーンを記憶の片隅に置いておくだけで、豊かな映画の旅の記念碑がさらに道標のようにその光を点滅させてくれるのです。
(Jane Greer 1924/09/09〜2001/08/24 米)  人気ホームページランキング

 ある日どこかで2          キャシー・ダウンズ6
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| 間奏曲 | 13:10 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

◎エルケ・ソマー&ロザンナ・スキャフィーノ、これぞダイナマイト・ボディ!

JUGEMテーマ:映画

エルケ・ソマー3ダイナマイト・ボディとは、爆発するボディですから、このエルケ・ソマー2度めの爆発でも少ないくらい、今回は暴発も承知の超弩級ダイナマイト・ボディの再登場です。

このボディを知らない、知る機会のないことはまさに現代の不幸のひとつです。
このボディがまさに巷で覗けるとならば、現代の病弊=引きこもりなど、雲散霧消する筈です。
かくいう筆者も成人映画指定のため「甘い暴力」('61)「欲望の海」('63)を見逃し、生涯を悔やんだものであります。

その証拠にエルケ・ソマーとはメイドからハリウッド・スターの道をまたたくまに駆け登ったダイナマイト・ボディなのですね。その間、19歳〜23歳、誰でもできるワザではありません。
少々の魅力ならメイド時代、主人の慰みとなって終わる程度のもの、モノが違うわけです。

なにしろ世界がエルケ・ソマーを注視し、放っては置かないその時代だったのですね。

エルケ・ソマーその成人映画でない通常映画を観てさえ、唸ったこの魅力! ボディだけではないコケットリー、結構、粋なといっていいくらい、爽やかさも携えた品の良さ、これで2度びっくりではあるでしょうな。

大柄であるはずなのに可愛い、このアンビバレンツも、さらなる魅力。
バンボーレ」('65)というオムニバス作品があるんですが、これがどういう作品かというと、当時のイタリアを代表する美貌、ヴィルナ・リージ、モニカ・ヴィッティ、ジーナ・ロロブリジダにそれぞれ対抗させた美の競演だったわけです。
イタリア3美女にこのドイツ・ベルリン出身の新進女優を競わせたというところです。

題材はイタリア得意の艶笑艶冶な恋愛劇なのですが、イタリア出身の3美女と艶美を競ったというところに、彼女の魅惑に対する当時の世界の評価をいまさらに感じる次第です。いま観ることのできる彼女の英姿は少ないのですが、ポール・ニューマンと共演の「逆転」('63)くらいがお奨めではあるでしょうか。

<エルケ・ソマー>Elke Sommer(1940.11.5〜)フィルモグラフィ
◎いま観ることのできるエルケ・ソマー出演作品◎


ロザンナ・スキャフィーノ前回はエルケ・ソマーに配するにティナ・ルィーズでしたが、ダイナマイト・ボディとしてティナも遜色はないのですが、それらしき作品に欠けます。
そうです。ロザンナ・スキャフィ−ノ。彼女なら申し分なし。生きているヴィーナスです。

その本領を観るためには2本の作品が絶対不可欠、「挑戦」('58)と「堕落」('63)を観なくてはならないでしょう。
「挑戦」はヴィスコンティの流れを汲みながら、骨太な社会派ドラマを造り続けたフラチェスコ・ロージの初期名作。「堕落」もまたマウロ・ボロニーニの代表作といっていい、筆者が青春映画のベストテンを選ぶならはずせない名品です。

そこでロザンナは、ただその見事な姿態をよこたわせるだけで、女の肉体が思想である!ことを表現して見せたのです。
「挑戦」では、社会改革のバネとして、その姿態は象徴的にも見えたものですし、「堕落」では、一切の青春の壁さえも無に帰してしまう、これぞダイナマイト・ボディの魅惑というものを、その横たわる肉体だけで表現して魅せたのです。

ロザンナ・スキャフィーノ「挑戦」いかほど鮮烈であったか、見ればワカる、というものですが、残念ながら、いまDVDはありません。上の写真も、ややそのもぎ取り峻烈のその時期から離れているようで、存分に、それは伝えられないでしょう。機会をハズさず観ていただくしかない所以です。この「挑戦」のオリジナルポスターが鮮烈にして峻烈な、その片鱗だけでも伝えていることを祈るのみです。

「堕落」はのちに、プロデューサーとして大成していったジャック・ぺランの、青春スター時代の代表作のひとつでもありますが、出版社の社長である父親から愛人であるロザンナ・スキャフィーノを紹介される、ドラマの核ともなるシーンがあります。
ビキニ姿の彼女を「生きているヴィーナスだろ」と窓越しに垣間見せるアウトサイドには光輝くロザンナの肉体がありました。

女の肉体は思想である!と、その刹那、青年ともども筆者は感じたわけです。その意味でも、しゃべり過ぎる女はアンチテーゼにすぎません。肉体だけで充分雄弁に語りかける女こそ、ダイナマイトボディの謂いなのですから。

いかなるダイナマイトボディも作品との出会いなしに成立しません。この2作はまさに時期を逸さずロザンナ・スキャフィーノを輝かせ切った、僥倖と呼ぶべき幸せな奇跡(軌跡)なのです。

<ロザンナ・スキャフィーノ>Rosanna Schiaffino(1938.11.25〜)フィルモグラフィ
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| 間奏曲 | 14:04 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

◎オリジナル・ポスター・ギャラリーに添えて……

時々はオリジナル・ポスター・ギャラリーを開催。
直木久容氏の似顔絵が秀逸な「大人は判ってくれない」など、主演のジャン・ピエール・レオがいたく気に入り、確かにオリジナルにも負けない出来栄えと思うけれども、きわめてまれなことで、オリジナル・ポスターには風合いというか、その空気感、時代の香気というべき輝きも備わって、捨て難いことが多い。

モロッコ若き20代のゲーリー・クーパーと、伝説と化したマレーネ・ディーリッヒによるいま見ても垢抜けたその振舞いのディートリッヒに押され気味の「モロッコ」('30)。
スター中のスターとなればそのゴシップすら作品に微妙なその公私混濁が投げかけられて、スターの光背をいやがうえにも輝かせ、高めて行く。

クーパーにはその質実温厚なキャラクターそのままに、さほど騒がれたロマンスも無いが、「摩天楼」('49)当時のパトリシア・ニールとのそれは有名。
ディートリッヒはフォン・スタンバーグを皮切りに、ジャン・ギャバン、そしてアーネスト・ヘミングウェイがその相手としてノートリアス。生涯一度の結婚で、離婚なし、その合間のいわばスキャンダルもこうして颯爽、生きる切っ先が颯爽とした感じがするね。

それにロマンスというのは、男には何か気恥しく、あくまで女のものであるという感じはこのふたりがちょうど巧く代表して、男女のありようも示している気がする。


スミス都へ行くフランク・キャプラもあまりに遠くなりにけり。
というのも、古き良きアメリカを見たければキャプラ作品を観るしかないからだが、それ以上にコロンビア映画が現ソニー・ピクチュアズとなっているからで、アメリカの良心というべき部分を買収されたように感じたアメリカ人の気持ちはよーくワカる。

それが一番よーくワカる作品が「スミス都へ行く」('39)である。ジェイムズ・スチュアートもキャプラ映画が原点であることを押さえておかないと、ジョン・フォードの「リバティ・バランスを射った男」('62)の面白さも半減するだろう。

この史上の名作の前にクーパー+ジーン・アーサーで「オペラハット」('36)というキャプラ作品があるが、その原題はMR. DEEDS GOES TO TOWN。
「スミス…」がMR. SMITH GOES TO WASHINGTONであることからすると、キャプラ自家薬籠中の題材を更に磨き切った作品とも言えるだろう。ともに最後の演説が白眉、というのも、その類推を高めるわけである。



シェーン西部劇を知らぬ世代がほとんどになりつつあるこの時代に西部劇はどんな位置づけで見られようか、と思う。フロンティア・スピリットの原点でもあった西部劇、モニュメント・ヴァレーもジョン・ウェインも遥か彼方の時代の西部劇。白人の都合のいいように偏向したドラマ造りと言えなくは無くても、それでも西部劇はオトコノコを男の子とさせる作用をもたらしてはいたのだ。小松崎茂ともども。

シェーン」('53)の決闘シーンのカッティングを見て、こんなのTVでさんざん観た二番煎じと、平気で書く若き感想を眼にしたけれど、驚く前にあきれるばかり。「シェーン」製作時TVはまだ草創期、学んだのはTVで、「シェーン」ではない。

それよりもなによりも、西部劇の名作は意外にその美術、自然描写に秀逸なことが多いのである。ドンパチしか目に入らぬようでは感性のお粗末を露呈するだけ、自然はかくも濃く深いという、葬式のシーンにも目配りが欲しい。

初めて見たジーン・アーサーが最後の映画出演とは知らず、若きジーン・アーサーはのちのち追いかけたものだった。少し辿るだけで映画史も見えてこようかという存在。
未輸入の「希望の降る街」('42)は「シェーン」と同じジョージ・スチーブンス監督作品。DVDも存在。これまた、めくるめく快哉。「歴史は夜作られる」('37)もまた+シャルル・ボワイエで、その真価が観れる作品。観るべき哉。

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| 間奏曲 | 16:55 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

◎女優。この不可思議にして魅惑に充ちた魔物!

スザンヌ・プレシェットの死のショックで、沈んでいたわけではありません。
映画は変わりなく観て、また異なる女優さんにも岡惚れして、少しも変わらぬつつがなき日々ですが、映画ブログの難事はおいそれとその写真が集まらぬこと、手間暇がかかること、他種ブログの幾層倍、と言っていいでしょう。

ジェニファーでもその時間をかけても楽しいからいいのですが、天秤に掛けるとやはり違う映画を観ることの時間に割いてしまうジレンマがあるわけです。
最近遅まきながら発見したのが、映画も埋もれた名品と思いますが、主演したジェニファ・ジェイソン・リーがそのキャリアのせいでしょうか、注目しました。


映画は「黙秘」('95)で、まさしく生き難き人生が刻印され、その一翼を担ったのがジェニファ・ジェイソン・リーだった。興味を覚え、続いてその監督作まで観たが、その「アニバーサリーの夜に」(2001)は監督としては空振り、女優としてはそのルックスがやはりよろしき。

ロロブリジダ観る作品が少ないと余計観たくなるのが、過去の美人女優。
中でもやはりジーナ・ロロブリジダは別格。こうしてロロブリジダ・アンソロジーの一葉をとどめたくもなる。これは「9月になれば」より。

ハリウッドが放っておかなかった美貌の中でも、ダイナマイトだったね。
作品がどうこう言う前に、彼女の存在がもう既に代表作。
ボロを着ててもその美しき曲線に変わり無し、蓮っ葉だろうが、伝法だろうが、許してしまえるこんな美貌はそんじょそこらに歩いていないんだよね。


ファラ・フォーセットさらにはこのファラ・フォーセット、奥深き書庫より発見、最も彼女のパワーを帯びた一葉ではなかろうか。颯爽たるスポーツウーマンにして、セクシャル・ピンナップとしても健康そのもの。

役柄と言うほどの役柄も演じなかったけれど、それでもスター。映画スターというよりTVスターであったけれど、それで諸外国を席捲してしまったというのが凄いところ。
同じチャーリーズ・エンジェル・トリオでも、初代の方がずっと大人っぽいのは、これも時代の成熟度が違っていたからかもね。

健康というのは、いやらしくないこと。とでも言った溌剌ウーマンの先駆けやったんじゃなかろうか。もちろん、いやらしくてイイのもまた別の魅力、というのは置いておいて。
いやらしき魅力は、いずれまた。これも写真がねえ。

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| 間奏曲 | 18:59 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

◎歴史に洗われたスターたちへの旅をする!

明日は明日の日が照るのだ!

ご無沙汰です。
ご無沙汰の最大の理由は愛用PCが壊滅、同時に多くの画像を喪失したことです。
気を取り直し、再スタートです。タラが焼野原になっても立ち上がろうとしたスカーレットも、こんな心境でしょう。

日本にいると、アメリカ寄りの政治のせいもあるのでしょう、諸外国の優良作品、ひいては見るべき美貌のスターにも遭遇できないことになります。井の中の蛙、濁流の中の孤児、とでもいったありさまです。
故にこそ、過去にもさかのぼって、観ることができれば正式には未輸入の作品にも出会い、まさしくクラシックとなりながらも見逃している作品も多く渉猟しているわけです。

その最近見た映画のブログである「この広い空のどこかで今日もいい日旅立ち」の記事のうち、<最近観た映画>の項目記事がもうすぐ300記事、つまりは300作品ともなります。併せてご高覧いただければ幸いです。

風と共に去りぬ

歴史に洗われた古い作品を観ていますと、その時代の感性、もはや人類が失いつつある感性にもふと気づく時があります。
それは流行も超越した、まぎれなき視座であり、そこにいるスターもまた、喪失してはならない感性で輝いています。

アカデミー賞は映画大国でもあるアメリカの歴史あるお祭りですが、諸外国の映画関係者や作品に目配りのある名誉賞や外国映画作品賞こそいつも注目です。
本ブログもそんな視座で名だたるスターを拾い上げてゆきたいものだと、改めて思う次第です。もちろんいかにもアメリカらしい伝統の風雅にも大いに接触していきたいものでもあります。
Copyright (C) 2008 Ryo Izaki,All rights reserved.
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| 間奏曲 | 05:07 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

◎ファラ・フォーセット&ステファニー・パワーズ&リンゼイ・ワグナーTVM女優etc.

チャーリーズ・エンジェルチャーリーズ・エンジェル」('76〜'81)の再放映を観ていると、二代目にくらべて、はるかにおとなっぽい色気があることに改めて気づく。やっぱりこの3人の方がなんと言ってもおとなだし、バカっぽくもなくて、それぞれの個性はよりエレガントで抜けている。スリム好きにはケイト・ジャクソンだろうし、絢爛たるスポーツウーマン風はファラ・フォーセット、品よくしっかりたおやかな美人はジャクリーン・スミスという色分け。

しかし、米TVスターでファラ・フォーセットほど時代を席捲した女優も少なかろう。当時まさしくスポーツウーマンタイプのセックス・シンボルではあった。ドラマより彼女らが動き回る姿態が、カッコ良くさわやか。ファラのみが圧倒的なブレイクだったが、結構それぞれのパーツは大胆に大きい。暑苦しいくらいのライオンヘアーがそう見えないのは、その鮮やかなブロンドに負けないそれぞれのパーツが明確に存在を主張、動きそのものが健康的で、ことにこれも大きく開かれた際に覗く白い歯がお見事。まあ、カッコ良かった、というわけ。

ジャクリーン・スミスその潮流のために他のふたりが霞んでしまうことにもなったが、スリムで女性好みとも思われるケイト・ジャクソンより、私的にはジャクリーン・スミスの方の美貌に魅き寄せられてはいたものだった。

その彼女と同じジャクリーンを演じたTVM「ジャクリーン・ケネディ物語」('81)の彼女を観てからは、同じジャクリーンでもこちらの方が……と感じるくらい。緑を基調としたカラーの冴えもあって、ドラマも良く仕上がっていて、惚れ直した。一時は部分的にもそのカラー映像が好きでVHSのドル箱だったほど。いま見直してみると、3人の中では正統派美人度ではジャクリーンがピカ一ではある。

<ファラ・フォーセット>Farrah Fawcett(1947.2.2〜)フィルモグラフィ
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<ジャクリーン・スミス>Jaclyn Smith(1947.10.26〜)フィルモグラフィ
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<ケイト・ジャクソン>Kate Jackson(1948.10.29〜)フィルモグラフィ
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ステファニー・パワーズと、カッコイイ女性の活躍のドラマはこれを契機かあれこれあり、「探偵ハート&ハート」('79〜'84)など、ステファニー・パワーズをドラマそっちのけで、彼女を観るためにのみ見たことも思い出される。
その魅力を明かす写真がないのが残念だが、この当時、動きの美しい女性が目立つ時代でもあったので、スチルではとてもその魅力は伝達できぬとあきらめておこう。美しいものに目がない(目利きの?)、いささか気も多い筆者である。

ドラマそっちのけで見た彼女の肢体は華やかで颯爽としていて、そのスタイルの良さに惚れぼれしていたものだ。ウィリアム・ホールデンの最後の方の愛人ともいわれるが、最後の方の相手がステファニーならこれも良き哉、死して本望である。
聞けば共演者ロバート・ワグナーの妻、若くして亡くなったナタリー・ウッドと親友で、一緒にエクササイズなどしていれば、まこと美しき風景哉、でもある。また観てみたい女優の一人!
こういう女優を知っていると拾い観する作品にも事欠かず、楽しみも深い、といわけだ。

<ステファニー・パワーズ>Stefanie Powers(1942.11.2〜)フィルモグラフィ
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リンゼー・ワーグナーそして地上最強の美女「バイオニックジェミー」('76〜'78)リンゼイ・ワグナーとなるわけだ。
強靭なサイボーグ・ウーマンと化したスーパー・ウーマンぶりが売り物だったから、やはりこのスチルだともの足りないのはステファニーと同じ。
もともとファラ・フォーセットの当時夫であったリー・メジャーズの「600万ドルの男」('73〜'78)の一エピソードから派生したドラマで、ジェミーと共に愛犬マックスが『走れ!マックス!』と毎回スーパー・ランニングをみせるのもなかなかのご愛嬌だった。

しかしリンゼー・ワグナーが出演している映画作品の名作はこの前にあって、青春映画としても屈指、学園ものとしても甘ったるくない作品が「ペーパー・チェイス」('73)という、必死の勉学も良き哉、というあと味の名品。
以後、これだけの映画作品がなく、ひたすらTVMの女優としての生を全うしたようだから、当方もあまりお目にかかることが無くなったわけだなあ。

<リンゼイ・ワグナー>Lindsay Wagner(1949.6.22〜)フィルモグラフィ
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| 間奏曲 | 10:24 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

◎映画だけが「古き良き時代」の存在を指し示す!

映画スター100人までは、一週間を開けず、アップロードするつもりでしたが、ままならず、今回は有ると思っていた写真がPCに探せず行方不明、対象を変えて改めての草案ということになってしまいました。

いずれにせよ間を置かず近々アップの予定。そこでこのカテゴリは、休憩室やロビイという思惑で作っていますので、いくつかレトロなオリジナルポスターを以下にご紹介。

嘆きの天使
('30)「嘆きの天使

映画史に燦と輝くディートリッヒ+ジョゼフ・フォン・スタンバーグ黄金コンビによる一大名作。一大邦題。
堅物先生が女に溺れるとかくもだらしなくなるという、その顛末、女に溺れるというキイワードの検索では、まずイの一番に出てきてほしい作品。
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会議派踊る
('31)「会議は踊る

シネ・オペレッタと呼ばれた作品の中でも、政治を舞台にしながらも幸福感に包まれた、後光の射すような第一等の映像!
幸福と夢に浸れる時間。
そしてそして、いつまでも耳を離れない主題歌「ただ一度だけの」の響き。そしてリリアン・ハーヴェイ。
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天井桟敷の人々
('45)「天井桟敷の人々

アルレッティ=ガランス、それもフランス語独特の鼻に抜けるギャローンス、あるいはガロゥンス、その音感から来る雅もあれば、男女関係の幸福な時代における、馥郁たる時代の雅もまた、優れてかくも美しい。スタッフ・キャストとも、総合芸術たる映画の気品、奇跡。

アルレッティをもっと見たくともこの作品のほかに今DVDはほとんど無きに等しい。
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ローマの休日
('53)「ローマの休日

いかなるジャンルの作品を観てもそれが模範答案のごときキャリアのウィリアム・ワイラー。オードリー・ヘップバーンを世界のオードリーにした記念碑的傑作!
珠玉の名作ということばがありますが、オードリー自身が珠玉なのでした。


……と、昔のポスターを観ていると、いかに現代には夢がない、いやいや夢の香りさえない、ことにお気づきでしょうか。本国オリジナルであろうと、国産メイクであろうと、みな額縁の中に納めてなおその香りは失われません。

映画史はこんなにも芳醇な資産を持っているのです。
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| 間奏曲 | 12:53 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

◎エルケ・ソマー◎ティナ・ルイーズ――忘れられた美人女優

エルケ・ソマーなにしろ成人映画で観ることが出来なかったポスターだけでも超弩級屈指のナイス・ボディ。
そのいまだ見ることの出来ない「甘い暴力」('61)のDVD発売を待望するが、ドイツでメイドをしていたところを発掘され、あれよあれよという間にメジャーな存在となり、「逆転」(’63)では当時トップ中のトップスターであるポール・ニューマンと共演、美人女優に眼が無いイタリア映画にはオムニバス「バンボーレ」('65)でヴィルナ・リージ、モニカ・ヴィッティ、ジーナ・ロロブリジダと、いずれ劣らぬ美女たちと妍を競うという頂点まで行く隆盛。


エルケ・ソマー「逆転」当時エルケ・ソマーには世界が発情していた。
――と、そう書いてもいいほど、そのグラマラスな姿態と、存外コメディエンヌとしてもイケていた体格にも似ぬ可愛らしさ。
この時期、青春期を送っていれば忘れようとして忘れられぬその名が、エルケ・ソマー。エルケ・ゾンマーなんていう記述もあった。
やはりその若き時代のダイナマイト・ボディこそいまなお見るべき価値あり。
その性典中の性典「甘い暴力」なり「誘惑の海」('63)なり、DVD化するしかないのではなかろうか。役不足の半端なボディを剥く暇があったら、なにはなくともエルケ・ソマー! 
でもほとんどDVDないねえ!


<エルケ・ソマー>Elke Sommer(1940.11.5〜)フィルモグラフィ
◎エルケ・ソマーのDVD作品一覧を観て見る!◎


ティナ・ルイーズ今回のいまひとりは、当初やはり扇情的な売りでかえってその素材の魅力を存分に花開かせることが無かったティナ・ルイーズ

ティナ・ルイーズ2この写真はCDジャケットより抜粋。
ロロブリジダかと見まがう美貌とボディ。
映画は公開当時「真昼の欲情」('58)などというタイトルでお目見えした、実はコールドウェルのれっきとした文芸作品の映画化「神の小さな土地」。リンクに書いたとおりのキュートな美人。


その成人映画としての扱いによって見ることが出来ず、しかしそのポスターだけでそれと知れる美貌、永らく未見にして待望の女優だったのだが、このほどその作品と、「無法の拳銃」('59)という雪の中の西部劇という珍しきシロモノを拝見。
ティナ・ルイーズ「無法の拳銃」見てみるとこの女優、スタイルこそ堂々とすぐれボディなれど、表情もしぐさもまことおとなしやかなエレガンスと言っていい風情。
あくまで周囲とは異なるこの品格、美貌と共に目立つことは確かな存在感。

売りがちと違うぞという趣。いずれにせよかくも売りと異なる美貌も珍しい。その後もB級作品に多く出たようだが、あまりでしゃばらない性格が災いもしたのか、或いは美貌だけで充分な世渡りもし得たのか、いずれにせよそこらに転がっていない上質の逸品。


<ティナ・ルイーズ>Tina Louise(1934.2.11〜)フィルモグラフィ
◎ティナ・ルイーズのDVD作品一覧を観て見る!◎
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◎バーバラ・パーキンス◎レスリー・アン・ダウン――忘れられた美人女優

映画女優は主演を張るくらいだと、たまには例外もあるけれど、だいたい選りすぐりの美人、けれどもその選りすぐりの美人の中でもさらに美人が、必ず大成するとは限らない。

しかし、その代表作というべき作品を見るとやはり納得の美人、好意もいだく、観れば見るほど美人、美人の上に映画女優としてのプラスアルファがなかったのか、それ以上ではなくて、職業的には性格が良過ぎてもいけないわけだから、難しいところなのである。

また別に、思い出すかもしれないけれども、今回はふたりフィーチュアしておこう。
ひとりは、<バーバラ・パーキンス>Barbara Parkins(1942.5.22〜)フィルモグラフィ
カナダ・バンクーバー産の美人。

バーバラ・パーキンス作品は「哀愁の花びら」('67)。しかもこの作品、ハリウッド女優の内幕もので、三人の女優がそれぞれ挫折、哀愁の彼方?に去るというような典型的なメロドラマで、いささか暗示的で意味深。
惨殺されたシャロン・テイトも出演しているけれど、役柄のせいもあっていまひとつ精気がない。もうひとりはこの作品以前に「奇跡の人」('62)が出世作であるパティ・デュークという面々。
なかでも際立って、精気に満ち美しいのがバーバラ・パーキンスというわけ。これはもう見ればわかるというところです。


レスリー=アン・ダウンラフ・カット


もうひとりは、
<レスリー・アン・ダウン>Lesley-Anne Down(1954.3.17〜)フィルモグラフィ
イギリス・ロンドン産の、これもピカイチの美人。
写真は「ハノーバーストリート/哀愁の街かど」('79)から。
やはり「ラフ・カット」の方がヘアスタイルも衣装も含め、さらに良し!


作品はその出来も素晴らしい「ラフ・カット」('80)。作品としてのキレも良く、共演はバート・レイノルズ。
この作品をご覧になれば誰もが惚れ惚れするほどの美人。ドン・シーゲルの監督作品だから見せ方も手馴れていておおいに楽しめ、ふたりの会話も洒落ている。
もっとこのクラスの作品が欲しかったが、未輸入作品も多い。
(写真が手元にないのが残念。いずれアップロードの手筈)


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■なくもがなの断り書き。或いはご挨拶に代えて。

シャーリーズ・セロン
ここでこのサイトに取り上げる映画スターの基準を書いておこう。

と言って、客観的基準はない。筆者の主観的基準ならある、というくらいのものである。
基本はクラシック・スターであるが、現代の映画スターも混じらぬことはない。それはまことに単純ながら、好みでしかない。

或いは1作のみでその英姿が永遠、という映画スターもいる。そんなときもある。
(名前を挙げなかったが、「荒野の決闘」クレメンタイン=キャシー・ダウンズなど、その好例であろう)

或いは、世代的偏向、ごひいきも混じるかもしれない。仕方のないことであろう。
これすべて、好きこそモノの上手なれ、書く気が起きるからである。
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