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●クラーク・ゲーブル――<キング・オブ・ハリウッド>と呼称された男!

クラーク・ゲーブルものごころのつく頃には既に、キング・ゲーブルと呼ばれていて、その名前は大きく、原題 THE KING AND FOUR QUEEN('56)と名づけられるほど、映画の内容と関係なく、クラーク・ゲーブルはキングだった。

因みに邦題は「ながれ者」で、原題から想像できるのはコスチューム・プレイだが、映画は西部劇であった。なんのことはないキング・ゲーブルの映画ですよと、タイトルそのものが≪キング・オブ・ハリウッド≫を標榜していた。


3本立名画座で、相手役がジーン・ハーロウだったか、マーナ・ロイだったか、バーバラ・スタンウィックだったか、はたまたキャロル・ロンバードだったかいまやタイトルも覚えていないゲーブル映画をいくつか見た記憶があるが、ほとんど霧の彼方である。

クラーク・ゲーブル「風と共に去りぬ」やはり決定的だったのは、原作を読み、レット・バトラーが、スカーレットとの娘を愛玩するがごとく猫可愛がりする印象の記述と、その娘の落馬による死、その周辺を強く印象に残し、その読後にちょうどリバイバルされた「風と共に去りぬ」を見たからである。

マーガレット・ミッチェルがゲーブルをモデルとして書いたレット・バトラーが、そこで颯爽と生きて、生身で動いて、これ以上のレット・バトラーは在り得ない、というほどのものであったからである。


クラーク・ゲーブル「風と共に去りぬ」2しかし「風と共に去りぬ」('39)という映画は幸福な作品で、レット・バトラーだけではなく、スカーレット・オハラのヴィヴィアン・リーもまたいずれ劣らぬ適役で、空前絶後ともいえるキャスティングで、いつ見ても古さを感じさせない。
このいままで、リメイクがないのはまことに賢明――自滅行為なしである。

ゲーブルはしかし、スカーレット・オハラのヴィヴィアン・リーほどにはその役柄=レット・バトラーに侵食されることはなかった。
もとよりゲーブルがモデルであったのだから、或る意味でそれは当然で、それは当たり役であったには違いないが、レット・バトラーがゲーブルに憑依したのではなく、ゲーブルがレット・バトラーに憑依したのだから、そのレット・バトラーは他の数々の映画作品に以後、痕跡を残すこととなる。


遺作の「荒馬と女」('61)まで、それは変わらなかった。いかにも男臭い、荒々しさを秘めた、豪放磊落な――男の概念の中でもとりわけ<野性>に属する部分のすべてが、その挙手挙動に投影された。

クラーク・ゲーブル「妻と女秘書」そのすべてを呑んでかかるかの、男気がしかし、傲慢不遜に少しも結びつかず、むしろ男の色気として定着したのは、「或る夜の出来事」('34)や「妻と女秘書」('36)「モガンボ」('53)「先生のお気に入り」('58)などに見られる茶目っ気にも溢れた、コメディ・センスのしからしむるところでもあった。

≪キング・オブ・ハリウッド≫は或る意味で≪キング・オブ・マン≫男の中の男としての呼称でもあったのである。

<クラーク・ゲーブル>Clark Gable(1901.2.1〜1960.11.16)フィルモグラフィ
●クラーク・ゲーブルDVD作品一覧を観て見る!●
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