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●マルクス・ブラザーズ――天空を駆け抜ける稀代のボードビリアン!

マルクス兄弟マルキシズムはマルキシズムでも筆者はマルクス・ブラザーズ一辺倒!
この世に在るすべてを笑いで蹴飛ばすがごときアナーキズム!
近頃頻発するおえらいさんの不祥事など、ハナからマルクス・ブラザースにかかれば木端微塵!

――な〜に?木っ端役人なぞ、木端微塵じゃい!――てなぐあい!
写真左より長男チコ、三男グルーチョ、二男ハーポ、五男ゼッポ(四男ガモが最初に抜け、ゼッポは初期数作で脱退、残った3人が以後才気あふるるハーモニー)

マルクス兄弟「マルクスの二挺拳銃」もともとは舞台人であるが、その抱腹絶倒、ハチャメチャな生命力を映画界は放っておかなかった。英語堪能であるならその笑いの絶妙はさらにいや増すというし、舞台がこれまたほんとうの本領ともいうが、それでは少年時代3本立ての1本に「マルクスの二挺拳銃」('40)が混じることもなかったろう。
映画なればこそ今も繰り返されるマルクス・ブラザーズである。ナニ、字幕でも十分楽しめるし、その限界は、コレ、彼らの風貌が突き破ってしまうのことよ!

マルクス兄弟「マルクス捕物帖」この歴史的遺産は日本の喜劇人にも多くを残し、ドリフターズやコント55号は、その出自をマルクス・ブラザーズとする――そう解説してもいいほどである。
あの髭ダンスこそ、グルーチョがいなければ生まれたろうか。或いは欽ちゃんのいたぶりに応える二郎さんの、掛け合いのすこぶるアナーキーな風合い。

さほど歳も離れていないせいか、映画から伺うとグルーチョが長兄のように見え、ハーポが末っ子のようにも見えるのは、まさしくその芸風のせいのようではある。チコ・マルクスはおおよそ進行係のような役目を勤め無表情ながら結構強気な面も秘めている。、ハーポ・マルクスは一切しゃべらず、パントマイムがすっかりおとぼけ味、天然ボケのチリチリ頭のうえ、それこそ一切がっさい収納ポケットのコートを着ていることが多い。最も動きも激しくナンセンスでマシンガントークと呼ばれた毒舌がグルーチョ・マルクス、眼鏡と髭の持ち味のほか、グルーチョ・ウォークとでも呼べる独特の腰をかがめ滑るように歩く姿が特徴。


マルクス兄弟「二挺拳銃」「デパート騒動」なにしろ毎度定番のようにあるチコのピアノ、ハーポのハープ、その他あれこれ見ると楽器は各自ほかにもいろいろいじくるようで、グルーチョのハーモニカもあったし、それぞれがいい加減なものでなく至芸の域。

どの作品を観ればいいかというと、これがなかなか難しい。
それぞれの作品のお膳立ては背景としてのヴァラエティ以上ではなく、マルクス兄弟の会話はストーリーの成立の要素であるよりその感覚の特異さを際立たせることに留意され、彼ら以外の会話もまたギャグの呼び水に過ぎず、装置や小道具が異なったギャグを呼び寄せ、すべてその笑いはブラックでシュールであることに気づかされることこそが、作品を超えるテイストだからである。

「マルクス兄弟珍サーカス」しかしそれではあまりに不得要領のそしりを招きかねないだろうから、彼らの風貌の魅力とともに、これだけは見ていただきたいと思うのが、「我輩はカモである」('33)のなかでも白眉と言える名シーン、3人グルーチョのくだりだろう。
3人が3人ともグルーチョで、同じ画面に遭遇したりすれ違ったり、対面する相手もその言うことなすことで混乱を招く、しかもいよいよの傑作はグルーチョとグルーチョが鏡に向かいあうように対峙するところである。

こんなドラマとも独立して魅力溢れるシーンは、各作品随所にちりばめられているわけで、つぶさに点検して改めてその事典でも造らないといけないこととなってしまう。
それほどに、マルクス・ブラザーズ流儀、お話そっちのけのいたずらの天才だったのである。いささかハチャメチャ・ナンセンス、重ね塗りの出たとこ勝負でありながら、大団円に至る突き抜け方のテンポと呼吸こそまた逸品、と言えるのである。

<マルクス・ブラザーズ>
チコ・マルクス Chico Marx(1887.3.22〜1961.10.11)フィルモグラフィ
ハーポ・マルクス Harpo Marx(1888.11.23〜1964.9.28)フィルモグラフィ
グルーチョ・マルクス Groucho Marx(1890.10.2〜1977.8.19)フィルモグラフィ
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◆マルクス兄弟のおかしな世界◆
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