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◎オリジナル・ポスター・ギャラリーに添えて……

時々はオリジナル・ポスター・ギャラリーを開催。
直木久容氏の似顔絵が秀逸な「大人は判ってくれない」など、主演のジャン・ピエール・レオがいたく気に入り、確かにオリジナルにも負けない出来栄えと思うけれども、きわめてまれなことで、オリジナル・ポスターには風合いというか、その空気感、時代の香気というべき輝きも備わって、捨て難いことが多い。

モロッコ若き20代のゲーリー・クーパーと、伝説と化したマレーネ・ディーリッヒによるいま見ても垢抜けたその振舞いのディートリッヒに押され気味の「モロッコ」('30)。
スター中のスターとなればそのゴシップすら作品に微妙なその公私混濁が投げかけられて、スターの光背をいやがうえにも輝かせ、高めて行く。

クーパーにはその質実温厚なキャラクターそのままに、さほど騒がれたロマンスも無いが、「摩天楼」('49)当時のパトリシア・ニールとのそれは有名。
ディートリッヒはフォン・スタンバーグを皮切りに、ジャン・ギャバン、そしてアーネスト・ヘミングウェイがその相手としてノートリアス。生涯一度の結婚で、離婚なし、その合間のいわばスキャンダルもこうして颯爽、生きる切っ先が颯爽とした感じがするね。

それにロマンスというのは、男には何か気恥しく、あくまで女のものであるという感じはこのふたりがちょうど巧く代表して、男女のありようも示している気がする。


スミス都へ行くフランク・キャプラもあまりに遠くなりにけり。
というのも、古き良きアメリカを見たければキャプラ作品を観るしかないからだが、それ以上にコロンビア映画が現ソニー・ピクチュアズとなっているからで、アメリカの良心というべき部分を買収されたように感じたアメリカ人の気持ちはよーくワカる。

それが一番よーくワカる作品が「スミス都へ行く」('39)である。ジェイムズ・スチュアートもキャプラ映画が原点であることを押さえておかないと、ジョン・フォードの「リバティ・バランスを射った男」('62)の面白さも半減するだろう。

この史上の名作の前にクーパー+ジーン・アーサーで「オペラハット」('36)というキャプラ作品があるが、その原題はMR. DEEDS GOES TO TOWN。
「スミス…」がMR. SMITH GOES TO WASHINGTONであることからすると、キャプラ自家薬籠中の題材を更に磨き切った作品とも言えるだろう。ともに最後の演説が白眉、というのも、その類推を高めるわけである。



シェーン西部劇を知らぬ世代がほとんどになりつつあるこの時代に西部劇はどんな位置づけで見られようか、と思う。フロンティア・スピリットの原点でもあった西部劇、モニュメント・ヴァレーもジョン・ウェインも遥か彼方の時代の西部劇。白人の都合のいいように偏向したドラマ造りと言えなくは無くても、それでも西部劇はオトコノコを男の子とさせる作用をもたらしてはいたのだ。小松崎茂ともども。

シェーン」('53)の決闘シーンのカッティングを見て、こんなのTVでさんざん観た二番煎じと、平気で書く若き感想を眼にしたけれど、驚く前にあきれるばかり。「シェーン」製作時TVはまだ草創期、学んだのはTVで、「シェーン」ではない。

それよりもなによりも、西部劇の名作は意外にその美術、自然描写に秀逸なことが多いのである。ドンパチしか目に入らぬようでは感性のお粗末を露呈するだけ、自然はかくも濃く深いという、葬式のシーンにも目配りが欲しい。

初めて見たジーン・アーサーが最後の映画出演とは知らず、若きジーン・アーサーはのちのち追いかけたものだった。少し辿るだけで映画史も見えてこようかという存在。
未輸入の「希望の降る街」('42)は「シェーン」と同じジョージ・スチーブンス監督作品。DVDも存在。これまた、めくるめく快哉。「歴史は夜作られる」('37)もまた+シャルル・ボワイエで、その真価が観れる作品。観るべき哉。

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