スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - | pookmark |
<< ◆吉永小百合――限りなく日本の故郷に近い<永遠> | main | ◎1本だけで永遠のヒロインとなった女優たち<キャシーとジェーン> >>

◆オードリー・ヘプバーン――目の前をしっかり見つめて行為した軽やかな<妖精>

オードリー7男性よりも女性に多くファンを持つと思われるオードリー・ヘプバーン

そのファッションと、ずっとスリムであり続けたその体型が同性の目標だったのかもしれない。

しかし、男からすれば、いささかノン・セックス、若き頃はより豊満でより女の色香に迷うものでもあるから、せいぜい「ローマの休日」(’53)や「昼下がりの情事」(’57)「許されざる者」(’59)「噂の二人」(’61)「マイ・フェア・レディ」(’64)といったところくらいしか見ていなかった。

オードリー9見ていなかったといってもやはり代表作というべき「ローマの休日」「マイ・フェア・レディ」は落とさなかったのも、その大スターの人気のほどはよく知っていたからで、なあるほど、というくらいのところではあった。

だがこの一両年、見落としていた「尼僧物語」(’59)「ティファニーで朝食を」(’61)「シャレード」(’63)「おしゃれ泥棒」(’66)「暗くなるまで待って」(’67)というところを観、結婚にはあまり恵まれず、晩年を国連大使として過ごした一女性の、生涯を知れば知るほど、ますますこのたぐいまれな存在の人間像が少しまた少し見えてきて、新たなイメエジを紡ぎあげたのである。

オードリー10まずはバレエを学んだことで「ジジ」の主役を射止めるという幸運も、彼女がその原作者コレットと出会うという偶然に発しながらの抜擢、その舞台を観たウィリアム・ワイラーがたちまち「ローマの休日」のヒロインに抜擢というのも、その一面識で魅了させる何かがあったわけだろうし、事実その共演者であるグレゴリー・ペックはそのとき既に大スターであって、晩年のペックの回顧ではタイトル前の名前は当初ペックだけという流れを「それでは僕がトンマに見えるよ」と、オードリーの名前もタイトル前に入れさせる異例の扱いをさせたのだという。

と、撮影前、撮影時からこの、人に感じせるオードリーの魅力というのはただ事ではない。
ウィリアム・ワイラーが主役級の女優を重ねて出演させることはむしろまれで、目立つのはベティ・デイヴィスと、オードリーくらいしかいないのである。「ローマの休日」以外は「噂の二人」と「おしゃれ泥棒」がその作品であるが、存分の成功は「ローマの休日」に譲るとしても、この巨匠の重なる起用こそにオードリーの価値もしのばれる。

オードリー11その少ないチャンスを見事に生かしていくオードリーの作品を観てくると、成るべくして成ったスターへの道がその出演作「尼僧物語」の尼僧の、真剣な煩悶にも似て、なにごとにも心に深く投影させていた女優業であり、結婚であり離婚であり、国連大使としてのありようであったことがよく伝わってくる。

優雅でファッショナブルな貴族性とともに、柄にもない下町娘を演じた「マイ・フェア・レディ」が、またなによりその人間としての幅を覚えさせるのも、こうして生涯を展望できるからこそなのかもしれぬが……。

<オードリー・ヘプバーン>Audrey Hepburn(1929.5.4〜1993.1.20)フィルモグラフィ
★オードリー・へプバーン関連作品あれこれ★

Copyright (C) 2009 Ryo Izaki,All rights reserved.
 
JUGEMテーマ:映画 
| 映画女優 | 18:09 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

スポンサーサイト

| - | 18:09 | - | - | pookmark |
Comment









Trackback
url: http://actor-actress.jugem.jp/trackback/45

06
--
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
--
>>
<<
--
Profile
Sponsored links
メルマガ登録・解除
デジタル・シネマ・ダイアリー
   
バックナンバー
powered by まぐまぐトップページへ
New entries
Archives
Categories
Recent comment
  • ◆マリリン・モンロー――性の頂点まで昇りつめた<童女>
    外 (01/05)
  • ◆デボラ・カー――翳にさえロマンスの香気溢れる典雅な<気品>
    ちいず (09/06)
Recent trackback
CONTENT
人気ホームページランキングへ
メルマガ登録・解除
デジタル・シネマ・ダイアリー
   
バックナンバー
powered by まぐまぐトップページへ




CONTENT
人気ホームページランキングへ
STAR INDEX(アイウエオ順)●
◆アンジェリーナ・ジョリー
◆ヴィヴィアン・リー
◆エルケ・ソマー
◆エルケ・ソマー2
◆オードリー・へプバーン
◆オルネラ・ムーティ
◆オルネラ・ムーティ2
◆キム・ノヴァク
◆キャシー・ダウンズ
●クラーク・ゲーブル
◆グレイス・ケリー
◆グレタ・ガルボ
◆ジーン・セバーグ
◆ジーナ・ロロブリジダ
◆ジーナ・ロロブリジダ2
◆ジェーン・グリア
◆ジェーン・シーモア
●ジェームズ・キャグニー
◆ジェニファー・ジェイソン・リー
●ジェラール・フィリップ
●ジェラール・フィリップ2
◆シャーリーズ・セロン
◆ジャクリーン・スミス
●ジャック・ニコルソン
◆ジョディ・フォスター
◆スザンヌ・プレシェット
◆ステファニー・パワーズ
◆ダイアン・レイン
◆ティナ・ルイーズ
◆デボラ・カー
◆ナタリー・ポートマン
◆バーバラ・パーキンス
●バート・ランカスター
◆フェイ・ダナウェイ
◆ファラ・フォーセット
●ヘンリー・フォンダ
●ポール・ニューマン
◆マリリン・モンロー
●マルクス・ブラザーズ
◆マレーネ・ディートリッヒ
◆吉永小百合
◆リュドミラ・サベリーエワ
◆リンゼイ・ワグナー
◆レスリー・アン・ダウン
◆ロザンナ・スキャフィーノ
◆ロミー・シュナイダー


名画は新旧問わずクラシック!
Mobile
qrcode
Links
Others
無料ブログ作成サービス JUGEM