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◎1本だけで永遠のヒロインとなった女優たち<キャシーとジェーン>

キャシー・ダウンズ荒野の決闘」(’46)=いとしのクレメンタインの、クレメンタイン役を演じた女優さん、名前知っています?たぶん、すぐには出てこないことでしょう。さらに他の出演作品は?と聞かれれば、ますますわからない。
あの楚々とした(こんな表現が似合う女性も少なくなりました)風情の、寡黙で気品の香り立つクレメンタイン、ヘンリー・フォンダのワイアット・アープが告白ともとれる「私はクレメンタインという名前が好きです」――そう言わしめた女性、もともと「荒野の決闘」は邦題、原タイトルは「いとしのクレメンタイン」なのです。

キャシー・ダウンズ2この作品で、クレメンタインは永遠です。
そう、クレメンタインを演じたキャシー・ダウンズも、永遠なのです。
西部劇の古典であるとともに、ヴァンプとしてのリンダ・ダーネルとの対比においても、究極の男が希求する女性の原像として見事な女性像といえます。
西部を舞台とした抒情詩とも言えるこの作品とともにキャシー・ダウンズは忘れられぬヒロインとなったのです。
(Cathy Downs 生年は’24年、以後B級作品の出演歴はいささかあれど生没不明)
キャシー・ダウンズ3
たった1本の作品が、他のいっさいの女優活動を埋没させて永遠、そんな女優は意外に居るものです。
「風と共に去りぬ」のスカーレットでもあったヴィヴィアン・リーや、「ローマの休日」の王女でもあったオードリー・ヘプバーンは、これとは違います。他にも観るべきいくつもの作品があります。

ここで取り上げたいのはその作品の光芒のごとく、そのきらめきとともに消え去ったかに見える、その役柄とともに永遠となった女優さんたちです。しかし役柄は鮮明でもその女優さんの名前は明確でないことも多い、その名前をクロース・アップしておきましょう、というわけです。

ある日どこかでふたりめは、ジェーン・シーモア。知る人ぞ知るラブ・ストーリーの名品「ある日どこかで」(’80)の、輝くばかりに美しいヒロインですね。彼女の場合はキャシー・ダウンズにくらべればその後もTVMの名花として活躍もしていたようですが、アメリカでのお話、日本ではほぼこの作品をもってその名を刻印していると言って差し支えないでしょう。

映画そのものが映画ファンが映画女優に恋する、その飛翔する想いをとらえた、と裏目読みもできる内容です。
その対象として、これ以上はないほどの存在のきらめきでこれまた忘れがたい印象を留めます。
女優冥利といってもいい役どころですが、存分にそのキャスティングにこたえた存在感です。

ある日どこかで3映画そのものが奇跡のように存在しています。
舞台となったロケ地の島にあるホテルの庭に今ではこの作品の記念の石碑があるようです。公開当初は、批評家に散々な酷評でスタートしながら、徐々にその価値をファンが全世界的に押し上げてゆき、そのホテルでの映画をめぐるイベントが開かれたのも一再ではない、ようです。

理詰めではいくらでも酷評もできるでしょう。
しかし映画が夢の素材である限り、この作品とジェーンはやはり永遠なのです。
ご本人も映画では一番思い出深い作品、とスタッフ・キャストの熱意が低予算をものともせず、ジェーンと親しかったジョン・バリーまで捲きこんだ一種僥倖の奇跡もあります。ラフマニノフのラプソディが、いつまでもこだまするのは筆者だけではないでしょう。
(Jane Seymour 1951/02/15〜 英)

ジェーン・グリア23人めは、これも知る人ぞ知る名前です。映画にはすぐれて凄まじい悪女映画というものがありますが、そのアンソロジーでも組めば加えたい作品「過去を逃れて」(’47)のジェーン・グリアです。
リメイクも幾度かされているようですが、似て非なるもの、このジェーンのオリジナルがやはり一番というわけです。

一見は、誰もがはまりそうな美人、しかしはまればはまるほどの蟻地獄、蜘蛛の糸、はまってみて初めて気づく悪女を演じて、この名を知るわけです。
演技力で悪女というより、その仕掛けぶりが悪女と、これもあとで気づかされるわけですから、そのなに食わぬ美人ぶりがますます冴えわたる、という仕掛け。ロバート・ミッチャムみたいに眠そうだと余計いつのまにか、その術中ということになります。

彼女もまた見るべき多くの作品があるわけではありません。しかし、こうして突如のように作品に恵まれ、役柄に寄与して、映画史の一翼を担う作品に遭遇すること自体が、映画女優のミステリアスとも言えます。それにこうしてキャシーとふたりのジェーンを記憶の片隅に置いておくだけで、豊かな映画の旅の記念碑がさらに道標のようにその光を点滅させてくれるのです。
(Jane Greer 1924/09/09〜2001/08/24 米)  人気ホームページランキング

 ある日どこかで2          キャシー・ダウンズ6
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